健康ニュース 9月1日号 標語で記憶を、健康問題

     

 健康講演などでよく出る質問は、使用した標語について、聴き洩らしたからとか、もう少し詳しく聞きたいということです。そこで過去に質問の多かった標語について書いてみます。

「コマゴタチワヤサシイコニ」・・・「マゴワヤサシイ」は良く知られています。頭文字で、マは豆類、ゴはゴマ(油)、ワはわかめ(海藻類)、ヤは野菜、サは魚、シはシイタケ(キノコ類)、イはイモ類(食物繊維)を意味しています。これはある学者が、高齢者を対象に言い始め、あっという間に広がり本屋には、「マゴワヤサシイレシピ集」が置かれています。

 小子は、「主食は?メ(ご飯)を食べましょう。マゴは理想的なタンパク源と言われています。ーズ、牛乳と言った乳品、味噌・納豆・ヨーグルトなどの酵母(ウボ)食や発酵食、ク(肉類)も欠かせません。これらを加えてコマゴタチワヤサシイコニというフレーズに代わります。果物は野菜に加えてください」ということを言い続けています。

「オカアサンラハスコシヤサシソウ」このフレーズは30年近く前、ある小学校の食育講演で使いました。

 冒頭で子供に「夕飯に何を食べたい?」と聞く親は食育の意識ゼロです、というと怪訝な顔をされました。子供たちの大好きなメニューは、ムライスの類、レーライス。イスクリーム(デザート)。サンドイッチ。ーメン。ンバーグ。パゲティ。ロッケ。ュウマイ、ギョウザ。キソバ。ラダ(ドレッシング付き)。チュウ。ーセージ、ハム。ドン、ソバ(肉卵入り)です。―部を並べると「オカアサンラハスコシヤサシソウ」となります。給食にカレーライスが出ても、夕飯にカレーを食べたいというのが子供です。「給食に何を食べた?」と聞くことです。

 最近多い標語に認知症がらみがあります。認知症予防のアイウエオです。アは、頭を使う。挨拶は必ずしよう。イは、生きがいを持つこと。ウは後ろを振り向かない(過去の思い出ばかり話さない)エは、笑顔を忘れない。オはお洒落をいつまでも。

 シニア世代のカキクケコとしては、カは風邪を引くな。キは気を病むな。クは食い過ぎるな。ケは検査を受けて健康管理を。コは転ぶな。

 転倒予防には、「ヌカヅケ」と「ラクダサマ」を。

 ㇴは濡れた場所を歩かない。カは階段に注意を。ヅケは後片付けを。さらにラは乱雑に注意。クは暗い場所に気を付けて。ダは段差に注意。サは寒い場所では転びやすいです。マは眩しいところも同じです。

 肥満対策とメタボ対策には「ヤタラニフトリ」に注意しましょう。

 ヤは、夜食はだめ。タは多食もダメ(1日4回5回と食べること)ラは楽をすること。100m先も自転車を使う。ニは、2回食(朝抜きなど)フはフラストレーション(欲求不満)を飲食で解消すること。トは糖分の摂り過ぎ。リは両親が肥満体質の人は特に注意を、というものです。

  いつもと異なる編集と考えこの内容となりましたが、いかがだったでしょうか。小子が兵庫県出身であるから標語が好きというわけではありません。

 今後とも読者の皆様へ最新の偏らない情報をわかりやすくお伝えしていく所存です。皆様の声をお聞かせください。