伊藤忠「商業高校フードグランプリ×バレンタイン」実施
2018/08/20 執筆者:shirai
伊藤忠食品は2018年7月26日と27日、大阪にて開催した「伊藤忠食品夏季展示会」で「大阪市立鶴見商業高等学校」「京都府立木津高等学校」「大和高田市立高田商業高等学校」の3校の高校生が商品コンセプトおよびパッケージデザイン考案した「女子高生が買いたいバレンタインチョコ」を発表し、2018年7月より小売業への提案を開始した。同社は、2013年より商業高校フードグランプリの開催を通じて商業高校(商業科目を有する高校)における商品開発の実践的教育支援に取り組んでいる。今回、商業教育の一環となる実践的マーケティングを目的に、昨今注目が高まっているカジュアルなプチギフトの中でも、バレンタイン市場をターゲットとし、女子高生自らが「女子高生が買いたいチョコレート」をコンセプトとしたパッケージを考案し、デザインする「商業高校フードグランプリ×バレンタイン」企画を実施した。大阪市立鶴見商業高等学校のパッケージは大きく「ギリチョコ」と書いてあることから、周りの目を気にすることなく、本命に堂々と渡すことができる「ギリチョコからはじめてみよう!」がキャッチフレーズのデザイン。帯をめくって、渡した相手にだけ本当の想いを伝えることができる秘密のメッセージ欄付がついている。京都府立木津高等学校は「手書きで伝えよう~I LOVE YOU!~」をキャッチフレーズとしたパッケージデザイン。LINEをモチーフにしたメッセージ欄を帯にデザインし、いつもは言えない感謝の気持ちを気軽に伝えられるようになっている。大和高田市立高田商業高等学校は、目に付きやすい派手でポップなデザインに、帯をめくると好きな人への秘密のミッションが書いてある仕掛け付きで、明るく楽しく感謝の気持ちを伝えられる「Sweetミッション~チョコっと私を受け取って~」がキャッチフレーズのデザインとなっている。同社は本企画を通じて、これまでにない新たな付加価値の創造と、ギフト市場の更なる活性化をめざす。また、来年度は第二弾として中身のチョコレートも高校生が考案する企画を実施予定。同社は今後も商業高校フードグランプリの開催を通じて、新たな付加価値の創造と商業教育の支援を両立させた独自のCSV(共通価値の創造)の実現をめざしていく。