タキイ種苗「オクラ新品種 ヘルシエ」新発売

      執筆者:motoe

タキイ種苗(所在地:京都市下京区、代表取締役社長:瀧井傳一)は、従来の品種に比べ、粘りが3倍、ペクチン(水溶性)は2倍もあるオクラ品種「ヘルシエ」を新発売する。健康寿命の大切さが広く知られるようになった近年、人々の食に対する意識は高まり、「医食同源」という概念が再認識されていることから、同社ではオクラ特有の粘りに注目し、新たな可能性を探ってきた。オクラには粘りの原因となる水溶性ペクチン(食物繊維の一種)が含まれていて、食事と同時に摂取すると食後の血糖値上昇が抑制され、インスリンの分泌も抑制されるという研究結果も報告されている。今回新発売される同商品は、従来のオクラに比べて粘りが3倍、ペクチン(水溶性)は2倍も多く含まれている品種。噛めば噛むほど増し、もちもちの粘りの強さが実感できる。見た目も店頭で目を引くパステルグリーンの丸莢で、肉厚なのにやわらかい食感が特徴となっている。また、これまでの色が白いタイプのオクラは一般的な緑のオクラに比べて発芽率が低く、タネ
を播く前に一昼夜水に浸しておくなどの処理が必要だったが、同商品は同社独自の技術(特許登録済)でタネの皮にレーザー光で穴を開けることで吸水率が上がり、発芽率を大幅にアップさせている。