日本テトラパック「IoT活用紙容器回収」実証実験開始

      執筆者:motoe

食品の加工処理機器および紙容器の充填包装システムの大手サプライヤーである日本テトラパック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ヘンリック・ハウゴー)は、紙容器のリサイクルを促進させるため、セブン&アイ・ホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:黒田和幸)の協力を得て、IoTを活用した飲料用紙容器の回収ボックス、〝楽★リサ(Tano★Risa)″の実証実験を今月より展開する。この”楽★リサ“は、Oyster Able (オイスター・エーブル、本社:韓国ソウル、社長:Bae Taekwan) が開発・提供している最新式の資源回収システムで、韓国で100台以上の導入実績がある。使用済みの飲料用紙容器をボックスに投入すると、スマートフォン上にポイントが貯まり、消費者は自分のリサイクル実績を把握することができるようになるため、モチベーションの維持・向上につながるような仕組みとなっており、同社では、紙容器のリサイクルを促進するため、同システムの日本での展開を支援。なお、日本における展開に際し、Oyster Ableと同社は、紙容器のリサイクルを「義務感」から「楽しい」ものへと発想転換し、継続的に参加してもらえるように特別なアプリを開発。洗って開いて乾かした飲料用紙容器を同ボックスの中に投入すると、スマートフォンのアプリ上で森林が育っていく様子や、可愛い動物がでてくる設定となっている。〝楽★リサ(Tano★Risa)″というネーミングには、楽しくリサイクルをしてもらいたいという願いも込められているという。同社では、セブン&アイ・ホールディングスの6月の“環境月間イベント”に参加し、6月21から23日にイトーヨーカドーグランツリー武蔵小杉店、6月29日にイトーヨーカドーアリオ葛西店にてプロモーションイベントを開催し、消費者へ楽しくリサイクルできることを訴求するデモンストレーションを行いながら、実店舗展開のための課題を検証していく。