ハナマルキ「液体塩こうじ」中国での製造特許権取得

      執筆者:shirai

ハナマルキは2019年6月11日、同社製品「液体塩こうじ」に関して国内、米国、台湾、インドネシアに続き、中国での製造特許権を取得したことを発表した。2012年より発売を開始した同商品は、日本の伝統調味料である塩こうじを、同社独自の製法で液体化した調味料。同社はこれまで、企業理念「素材とモノ作りを大切にしていく」という考え方の下、商品開発の技術向上に力を注いでおり、従来のペースト状の塩こうじに対する消費者からの「こうじの粒が苦手、使いにくい」という意見を受けて開発した。日本国内では2017年1月に製造特許を取得しており、海外では米国、台湾、インドネシアに続き、この度中国でも製造特許が認められた。液体塩こうじの海外展開については、2015年に「ハナマルキ タイランド」を設立以後、海外での健康志向の高まりによる発酵調味料の注目から伸長してきており、液体塩こうじの海外売上は前年比約2倍(2018年)となっている。アメリカ、ヨーロッパ、東南アジアなどで採用が始まっており、フランスではパリの三ツ星レストラン「ル・サンク」にて液体塩こうじを使ったオリジナルメニューがトップシェフにより展開されている。このような液体塩こうじの海外需要拡大を背景に、現在タイにて液体塩こうじを製造する専用工場を建設。2020年1月より出荷予定としており、このタイ工場を起点に、中国への展開も進めていく。■商品名:ハナマルキ「液体塩こうじ」 ■原材料:米こうじ、食塩、酒精 ■容量:350ml/500ml