日阪製作所「グループ会社が関東で食品機器事業強化」

      執筆者:motoe

日阪製作所(本社:大阪府大阪市北区、社長:竹下好和)のグループ会社である旭工業(本社:東京都青梅市、社長:杉本昌弘)が東京都青梅市の日阪製作所 青梅事業所内の新工場に移転し稼働を開始した。近年食品業界では単身世帯、共働き世帯、高齢者世帯の増加やライフスタイルの変化などにより個食化が進展し、レトルト食品やチルド総菜の消費が増加しているが、このような市場環境の中、チルド総菜などの殺菌装置を製造販売する旭工業においても装置の引き合いが急増。生産能力強化と生産性向上が課題となっていた。今回、新工場への移転により、工場面積が倍増し、消費者の要望に応えられる生産体制を構築することとなった。また、青梅事業所では日阪製作所グループで食品・乳業・飲料向けのサニタリーバルブの製造販売や食品・乳業・飲料プラントの設計施工を行うマイクロゼロ(本社:東京都立川市、社長:吉川清明)の工場も既に稼働。日阪製作所はレトルト食品を始めとするさまざまな食品の殺菌装置の製造販売やプラントの設計施工を手掛けており、今後は青梅事業所を足掛かりにグループの総力を挙げて顧客密着型の生産・営業体制を構築し、今後大きく成長する加工食品市場での販売拡大を目指していくという。