日本生協連「広島カキ漁業改善プロジェクト」始動

日本生活協同組合連合会（代表理事会長：本田英一）は、環境配慮食材の取り扱い拡大に向け、広島カキ漁業の改善を目指す4者協働の取り組み「広島カキ漁業改善プロジェクト」を2020年1月より始動した。同連合会では、エシカル消費への取り組みの一環で、環境に配慮したサステナブルな漁業で獲られた原料を使用する MSC 認証商品の取り扱いを拡大してるが、コープ商品では、「CO・OP広島県産冷凍かき」や「CO・OP広島県産かきフライ」など、広島県産カキを使用した商品を多く取り扱っていることから、同プロジェクトでは、コープ商品で使用する広島県産カキを育てる漁業者を
対象に、2021年度中のMSC認証取得を目指し、カキ漁業の改善活動に取り組むんでいる。この取り組みには、カキ商品の主力取引先である倉橋島海産、国内外の漁業や水産市場をより持続可能にするために活動しているシーフードレガシー、漁業・養殖改善プロジェクトの実施などを通じて漁業や養殖業の持続可能性向上を支援する国際環境NGOオーシャン・アウトカムズと4者で協働して進められる。なお、カキ類のMSC認証取得を目的とした漁業改善プロジェクトは、同プロジェクトが国内初となる。