無印良品「千葉県縁農やさいパック」販売スタート

      執筆者:motoe

無印良品を展開する良品計画(東京都豊島区、代表取締役社長:松﨑曉)は、規格外の野菜の販路拡大による生産者支援を目的に、無印良品ネットストア内の産直サイト「諸国良品」にて、野菜がつくる未来のカタチ(千葉県佐倉市、代表理事:安藤共人、鳥海孝範)による活動「チバベジ」で取り扱う規格外の野菜の販売を4月29日より開始した。現在、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、これまでに規格外の野菜を使用していた飲食店の休業や、マルシェ等のイベントの中止・規模縮小が相次ぎ、もともと通常流通に乗ることの少ない規格外の野菜はさらに販売の場を失い、余剰が発生している。同社は、無印良品ネットストア内の産直サイト「諸国良品」での販売を通じてチバベジの活動を応援することで、規格外の野菜の販路を拡大し、千葉県の農家支援につなげていきたいと考えているという。「チバベジ」は、昨年9月に発生した台風15号の影響で、甚大な農業被害が発生したことを契機にスタートした、規格外の野菜を販売する活動。被災地である千葉県を起点に、生産者を地域で支える仕組みが全国に広がることを目指し、フードロスをなくすことや、流通せずに廃棄されてしまう農作物の削減、被災時の生産者支援などに取り組んでいる。一方、同社は千葉県鴨川市での農産物直売所の運営や、店舗での農産品販売等で千葉県の農業振興に関わっており、そのひとつとして、昨年秋に行われた台風15号の復興支援イベントに参加したことをきっかけにチバベジを知り、つながりが生まれ、4月29日より、無印良品ネットストア内産直サイト「諸国良品」で、チバベジの取り扱う規格外の野菜をセットにした「千葉県縁農やさいパック」の販売をスタートさせることになったという。傷があったり、多様な形であったり、さまざまな理由で通常流通できない季節の規格外野菜6~8種をセットにし、2,580円(消費税込み、配送料別)で販売。野菜の形はそれぞれだが、生産者の手で大事に育てられており、味に影響はない。販売開始時には、大根、かぶ、人参、ほうれん草をメインとしたパックが届けられる(※季節によって内容は異なる)。商品詳細サイトは、https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/0280001009811。