キリン「ラガービールを10年ぶりにリニューアル」

      執筆者:motoe

キリンビール(社長:布施孝之)は、キリン伝統のうまさの本格ビール「キリンラガービール」を10年ぶりにリニューアルして、7月中旬製造品から順次切り替える。同商品は、まだ日本でビールが広く普及していなかった1888(明治22)年に、キリンビールの前身であるジャパン・ブルワリー・カンパニー(1885~1907年)から「キリンビール」というブランドで発売。ビールの本場ドイツから設備を取り寄せ、ドイツ人醸造技師を招き、本格ビールを目指して醸造を行い、「キリンラガービール」に名称が変わって今日に至るまで、130年以上飲み継がれてきた商品。今回のリニューアルでは、爽やかな香りと苦味が特長のドイツ産ヘルスブルッカーホップを使用することで飲みごたえと締まりのある後味を実現。キリンラガーらしい飲みごたえ・苦味はそのままに、酸味や雑味が突出した印象を抑えることで、よりバランスのとれた飲み飽きないうまさへと進化させたという。リニューアルのポイントとしては、①ホップの使用量の増量、②ポップの配合の調整、③仕込工程など。また、パッケージについては、伝統的なデザインを引き継ぎながら、「本格感」「品質感」を強化したデザインにブラッシュアップ。10年前のリニューアルに引き続き、日本を代表するクリエイティブディレクター佐藤可士和氏が手掛けている。