前田海産「EU圏に輸出可能な対EU・HACCP」取得
執筆者:motoe
前田海産(山口県下関市)は、県下初となる農林水産省の対EU(欧州連合)・HACCP認証を取得し、10月同省で認定書を受け取った。輸出品目は「辛子明太子」。今回認定を受けた本工場で製造する商品は、パスタやパンなど現地の食文化にもなじみやすく、日本食文化としての寿司ネタなどにも利用できるバラコ製品(商品名『MAEDA SAUCE』)。日本食を紹介する海外番組(ディスカバリーチャンネル/2015年)の取材を受けた際、欧米を拠点とするシェフたちに辛子明太子パスタが好評であったことから、同社では新たな欧米市場も視野に入れ輸出に向けたHACCP取得に取り組みをスタート。2009年のロシア、2019年の対米(FDA)HACCP取得を皮切りに、水産品の輸入に厳格なルールを設けるEU圏に輸出可能な対EU・HACCPを取得し欧米市場へ進出する意向だ。【会社概要】■会社名:前田海産 ■所在地:750-0093 山口県下関市彦島西山町四丁目13番33号 ■設立:昭和39年4月10日 ■URL:https://www.maeda.ne.jp/