キリン「日経SDGs経営大賞で環境価値賞」受賞

      執筆者:motoe

キリンホールディングス(社長:磯崎功典)は、「第2回日経SDGs経営大賞」にて「環境価値賞」を受賞、「SDGs経営」総合ランキングにおいては、昨年に続き2年連続で最高位である「★★★★★」(偏差値70以上)にランクインした。同社は、長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027(以下、KV2027)」において、「食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV※1先進企業となる」ことを目指しており、今年2月にKV2027の長期非財務目標として、社会と価値を共創し持続的に成長するための指針「キリングループCSVパーパス(以下、CSVパーパス)」を新たに策定。「CSVパーパス」実現のため、2017年に策定した「CSVコミットメント」を見直して新たに成果指標を設け、2019年中計の非財務指標として掲げました。事業戦略と連動させることにより、グループ全体で社会的価値を創出するとともに、競争力強化と事業の成長という経済的価値につなげてCSV経営を深化させている。100年以上前から、農作物や水を原料とし、製造過程でも酵母という生命の営みを利用したものづくりと自然資本に依拠したビジネスを展開している同社。今年2月には、社会と企業のレジリエンス強化へ向けた新たなビジョン「キリングループ環境ビジョン2050」を策定し、ネガティブインパクトの最小化にとどまらず、社会にポジティブなインパクトを与え、地球を次の世代につないでいくことを目指して取り組みを進めている。
また、2018年に日本の食品業界で初めてTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に賛同。 2018年、2019年にはシナリオ分析により、気候変動が将来的に農産物の収量に及ぼす影響、および原料農産物生産地や国内製造拠点・物流経路における洪水や水ストレスなどの水リスク、さらにはカーボンプライシングがキリングループの炭素排出コストへ与える影響を評価、さらに今年は、感染症や熱中症のリスクと機会についても分析するなど、グループ全体で、「酒類メーカーとしての責任」を果たし、「健康」「地域社会・コミュニティ」「環境」という社会課題に取り組むことで、こころ豊かな社会を実現し、消費者の幸せな未来に貢献していきたいとしている。