日清食品ホールディングス「RE100」に参画

      執筆者:shirai

日清食品ホールディングスは、事業活動で使用する電力の再生可能エネルギー100%調達を目指す国際イニシアチブ「RE100」に参画した。これに伴い、再生可能エネルギーの調達拡大について、「2030年度までに国内外の事業活動で利用する電力の60%を再生可能エネルギーで調達する」「2050年度までに国内外の事業活動で利用する電力を100%再生可能エネルギーで調達する」ことを目標として設定した。日清食品グループは、2020年4月に環境戦略「EARTH FOOD CHALLENGE 2030」を策定し、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指したさまざまな取り組みを強化。中でも「気候変動問題」への対策を最重要課題の1つとして位置付けており、省エネルギーの推進や再生可能エネルギー使用比率の向上などにグループを挙げて取り組んでいる。 「RE100」は、事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーへ転換することを目指す国際的なイニシアチブで、世界的に影響力のある企業で構成されており、今回、日清食品グループは「RE100」への参画を表明するとともに、「EARTH FOOD CHALLENGE 2030」で掲げた目標の達成に向けた取り組みを加速させるため、再生可能エネルギーの調達拡大に関する2つの目標を設定。日清食品は省エネ設備の導入、ヒートポンプの設置、熱エネルギーの再利用、一部製造工場における太陽光パネルやバイオマスボイラーの導入など、さまざまな取り組みを実施しており、2019年10月には、香港FIT制度を活用して香港日清 永南工場に太陽光パネルを導入。また、日清食品ホールディングス 東京本社では、ごみの焼却に伴うエネルギーを用いた「ごみ発電電力」を使用している。「ごみ発電電力」による発電量は日々変動するため、弊社に供給される電力量にはバラつきがあるものの、東京本社で使用する電力量の50%以上を調達している。