国分「20年度決算減収増益、11次経営計画スタート」

      執筆者:編集部

国分グループ本社(國分勘兵衛会長)は3月3日、2020年度連結決を発表した。それによると売上高1兆1849億8400万円(前年比97.7%)、営業利益80億7000万円(同107,0%)、経常利益102億2300万円(同101、5%)の減収増益となった。商品別売上高は食品1兆849億8400万円(同100,8%)、酒類5736億3200万円(同92,8%)、その他893億1000万円(同91、4%)となった。記者会見で國分勘兵衛会長は「コロナの影響を大きく受けた。食品はかろうじて前年を上回ったものの酒類は大幅な落ち込みとなった」とコロナの影響を語った。
今年度は11次長期経営計画スタートの年で、コロナ下の影響からマーケットの縮小、人手不足などが予想され、流通業の経営環境はさらに厳しさが増すと思われる。こうしたなか、SDGsへの取り組みを最優先するとともにDXの取り組みを併せ持って、食のライフラインを止めない、レジリエンスの高い企業を目指す。(国分晃社長)。11次戦略骨子では共創圏の構築、拡大として食品産業全体を括った取り組みを進める。卸、メーカー、小売りを横断的にコントロールすることによって新たな食品産業の構築を目指す。