スターバックス「店舗の電力を再生可能エネルギーへ」

      2021/05/20   執筆者:motoe

スターバックス コーヒー ジャパン(本社所在地:東京都品川区、代表取締役最高経営責任者(CEO):水口貴文)は、店舗で使用する電力をCO2(二酸化炭素)排出量ゼロの100%再生可能エネルギーへ切り替えを進めているが、北海道、東北、沖縄を除く、路面の直営店301店舗で2021年4月末までに切り替えを完了。10月末には北海道、東北、沖縄を含めた約350店舗へと広げる予定という。これにより、日本国内のスターバックスの約2割にあたる、直接電力の契約が可能な路面の直営店において、再生可能エネルギーへの切り替えが完了する。また、同社は創業以来、ミッションに基づき、「コミュ二ティへの貢献」を大切に考えており、今回の切り替えにおいても、電力の供給先の選定では、「地域の電力を、地域の店舗で」循環できることを意識しているという。具体的には、環境に配慮した発電方法であること、また地域の雇用の創出や、地域課題の解決につながる活動を実施している電力を取り入れることとしている。この取り組みは、2020年1月、「リソースポジティブカンパニー」を目指すアクションの一環としてグローバルで発表した、2030年までにCO2を50%削減する目標達成を追求するもの。なお、同社の再生可能エネルギーへの切り替えは、2021年2月にオープンした、「スターバックス コーヒー 狭山市入間川にこにこテラス店」を皮切りに、進められているが、地域ごとに、みんな電力、中部電力ミライズ、北陸電力、関西電力、ローカルエナジー、中国電力、四国電力、九州電力を通じ、農業と自然エネルギー発電を同時に実現し、休耕地削減になるソーラーシェアリングや未利用の間伐材などを活用して地域の森林を豊かにする発電、災害時に非常用電源として活用できる仕組みを備えたものや地域の学校に還元、活用されていくなど地域貢献につながる電力を選定し、購入しているという。