キリンHD「関東地方発明表彰」で発明奨励賞受賞

      執筆者:shirai

キリンホールディングスと小岩井乳業における独自素材「プラズマ乳酸菌」の免疫機能に関する発明と、一般消費者の体調管理・免疫ケアに対する取り組みが、公益社団法人 発明協会が実施する「関東地方発明表彰」において「発明奨励賞」を受賞した。「関東地方発明表彰」を含む「地方発明表彰」は、優秀な発明などを完成し、その実施効果が高く、地域産業の向上に寄与していると認められる発明者などを対象として、「特別賞」「発明奨励賞」などを表彰するもの。今回の受賞では、免疫の司令塔であるpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかける「プラズマ乳酸菌」を同社が世界で初めて発見したこと、2020年11月に日本初となる免疫機能の機能性表示食品「iMUSE(イミューズ)」ブランドを発売したこと、サプリメントや飲料、ヨーグルトなど手に取りやすい形態で「プラズマ乳酸菌」含有配合の商品を展開することでお客様の日常的な免疫ケア習慣に貢献していること、日本のインフラを支える業務従事者への「iMUSE」ブランド商品寄贈など、「プラズマ乳酸菌」に関する一連の取り組みが高く評価され、受賞に至った。同社は、長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027」を策定し、「食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV先進企業となる」ことを目指しており、その実現に向けて、人々の健康に貢献していく「ヘルスサイエンス事業」の育成を進めている。同事業の一つとして、キリングループの35年の研究から生まれた「プラズマ乳酸菌」を使用した商品をグループ横断で展開し、健康維持に貢献。「iMUSE」ブランドを中心とした「プラズマ乳酸菌」を使用した商品の2021年1月から9月の累月販売金額は前年比約6割増と好調に推移し、2021年のプラズマ乳酸菌商品の売り上げ目標も110億円から、135億円に上方修正した。発明の名称/特許番号:乳酸菌を含むインターフェロン産生誘導剤/特許第6598824号、受賞者:キリンホールディングス株式会社 ヘルスサイエンス事業部部長 兼 R&D本部キリン中央研究所 リサーチフェロー 藤原大介 小岩井乳業株式会社 マーケティング部 兼 研究開発部(現 キリン中央研究所)城内健太 キリンホールディングス株式会社 R&D本部飲料未来研究所 杉村哲