サントリー「カクテルアワード2021」決定

      執筆者:motoe

サントリースピリッツは、11月9日、「サントリー ザ・カクテルアワード 2021」のファイナル(最終選考会)をThe Okura Tokyo(東京都港区)で開催した。多数の応募の中から2度にわたる事前審査を経て、最終選考に進んだ10作品の中から、最も優れた作品「カクテルアワード2021」に、大津麻紀子さん(福岡県福岡市「BAR SEBEK」勤務)の「瑞花(ずいか)」が選ばれた。「カクテルアワード2021」受賞作品となった「瑞花」は、ジャパニーズクラフトジン「ROKU」(六)、ジャパニーズクラフトリキュール「奏 Kanade〈抹茶〉」、蜂蜜などをシェークしてグラスに注いだ後、ライムの皮、レモンの皮、ライスペーパー、ブラックオリーブ、南天の葉を飾って仕上げたカクテル。大津さんは、作品名「瑞花」は、緑の大地に舞い降りる六角形の雪の結晶で、明るい未来を意味する言葉。「ROKU」(六)の故郷・日本で清らかな水とともに生きる植物を「奏 Kanade〈抹茶〉」で、生き物を「蜂蜜」で表現しています。実は我が家で養蜂をやっていて、蜂の巣が「ROKU」(六)の瓶と同じ六角形なので、そこからインスピレーションを得て、「蜂蜜」を加えた。このカクテルで皆さんにも幸せが舞い降り、心と心が溶け合うよう願いを込めて創作したと作品について説明した。審査員を務めた雑誌「BRUTUS」の西田 善太編集長は、「カクテルアワード2021」受賞作品について、カクテルは目の前で作ってもらうお酒なので、おいしいことはもちろんだが、ネーミングやその由来についての説明も興味深くて、話を聞いているだけで、目の前の一杯がよりおいしく感じられた。来週福岡に行く予定があるので、ぜひ大津さんのお店に伺いたいとコメントした。