キリン「本麒麟」リニューアル
執筆者:shirai
キリンビールは「本麒麟」(350ml缶、500ml缶)の味覚とパッケージデザインをリニューアルし、1月製造品から順次切り替える。約2年間続くコロナ禍で、自分の生活を見つめ直す時間が増え、生活の質を高めるものを求める傾向が強まっており、ビール類商品においても、「うまい」「品質がいい」「売れている」など、明確な価値があるブランドが支持を集めており、手ごろな価格を求める新ジャンル市場にも同様の傾向がみられている。2020年10月の酒税改正で新ジャンルが増税となり、酒税改正以降は販売数量が伸び悩んだものの、2021年10~12月の新ジャンル市場は前年比約99%と堅調に推移しており、中でも品質の高さを打ち出した新ジャンル商品は大きな支持を集めている。同商品はビール類に期待される“力強いコクと飲みごたえ”を味わえる商品として高い評価を得ており、2021年の販売数量は発売年度の2018年と比較して約120%と大きく伸長している。今回のリニューアルでは、ドイツ産ヘルスブルッカーホップを増量し「本麒麟」初となるデコクション製法を採用したことで、飲みやすく飲み飽きない味わいを両立した、完成度の高いうまさを実現。また、パッケージは赤の余白を持たせ腰高な印象にすることで直感的な品質の良さを醸成するとともに、リニューアル時期に裏面で採用する「新」デザインを刷新し、品質感ある金色の「新」の文字を堂々と入れることで新しくなったことへの期待を高めるデザインとなっている。商品名:「本麒麟(ほんきりん)」、発売地域:全国、発売日:2022年1月製造品より順次切り替え、容量・容器:350ml缶、500ml缶、価格:オープン価格、アルコール分:6%、酒税法上の区分:リキュール(発泡性)