旭食品「フーデム2022」コロナ後のSDGsを

      執筆者:編集部

食品卸トモシアグループである旭食品(代表取締役社長竹内孝久、高知県南国市)は1月19、20日、春季展示会「フーデム2022」を神戸国際展示場で開催した。コロナのまん延防止のなか入場制限が行われ、安全安心、感染症対策が優先された。今回の入場者数は1271人、企業数446社となり、前回比82%となった。(内食品119社、菓子42社、酒類31社、チルド39社、市販冷食21社、冷菓8社、業務用24社、地産(常温)26社、同(低温)48社)。テーマは「食を彩る、食で育む」(価値のある選択と開拓)とし、新しいマーケットへ挑戦とSDGsへの取り組みを強調、食の無駄をなくすフードバンク・子ども食堂などへの寄付活動なども提唱した。展示会場は低温、常温コーナーに分けられ提案コナーではグループ会社旭フレッシュの高知県産直七ポン酢&土佐のつぶドレ&しょうがポン酢など春季商戦向けに発表された。「直七ポン酢」は発売以降、出荷総量3000ケースのヒット商品。また、トモシアHD限定商品「生鮮冷凍・海鮮日和」(アトランティックサーモン・炙りトロサーモン)、「タイグルメ」など刺身、海鮮丼、サラダなど簡便に使える新商品を紹介、地産コーナーでは柑橘類、缶詰、ご当地カレー、手土産、お取り寄せ商品などが紹介され、缶詰企画ではアウトドア、キャンプ、バーべキユーにご当地食材を使ったおススメ提案が行われた。このほか春の新製品「瀬戸内レモンバタージャム」「山形県産白桃バタージャム」「瀬戸内産のレモン」「山形産の白桃」菓子コーナーでは瀬戸内のイメージが強いレモン、ゆずのを使ったドライ商品、機能性チョコレート(ハイカカオ・乳酸菌・低GI)や辛いパンチ力のある「バター」「チーズ」「ニンニク」を使用した商品が並び、従来の品揃えを大きく進化させた。酒類コーナーはハードセルッアーや低アルコール飲料、体にやさしい・健康の糖質ゼロ、糖質オフ、ノンアルコール・免疫力アップ、発酵飲料やクラフトビールなどシュチュエ―ションに合わせた展示が目立った。なお、同社ではSDGsの観点からまだ食べられるのに廃棄しなくてはならない商品などわけあり商品としてフードバンクや社会福祉協議会への寄贈を行っている。