コロナで廃業、パートは首、現実はこうだ。

      執筆者:編集部

新型コロナ、オミクロンの蔓延で、パニックが起こりそうです。私どもの主宰するイベントも感染防止から急遽、中止しました。オミクロンは症状も比較的、軽く重傷者も少ないように言われていますが、果たしていかがしたものかと疑心暗鬼になります。仕事柄、いろいろな方からお話をお聞きしますが、その一部をご紹介いたします。都内で立ち食いそばを経営されているオーナーは3月でお店を閉めるそうです。理由はお客が来なくなったからです。「今の売り上げでは到底お店を維持できません。閉めるしか方法はありません」と淡々と語ります。このお店は創業して70年を経過しており、老舗です。後継者も息子さんがいて、楽々と余生が送れると喜んでいましたが、全く正反対の事態となりました。この方は貸家もあり資産のあるようなので、店を止めたからいって生活に困るようなことはなさそうですが、パートで勤めていた店員さんは気の毒です。聞くところによるとスーパーマーケット、外食など何件も掛け持ちで働いているのですが、新たな職場がすぐ決まるものでもなく、たちまち生活に影響します。正社員や安定した役所に勤めている人は何でもないことですが、末端のパートで働く人たちが如何に多いか、ご存知でしょうか。貯えもなく明日の食費が困る人が如何に多いか、ご存知でしょうか。こういう時代は国が率先して国民を守らなければなりません。予算がないと口をパクパクしている吾人は別にして、困っている国民に、将来、返済するという条件でどんどん貸し出しをすればいい。無駄な税金を使っているより余程、ましであります。