「産学官連携協議会」令和3年度成果報告会
執筆者:編集部
農林水産省が推進する「知」の集積と活用の場「産学官連携協議会」の令和3年度成果報告会が2月4日、zoomで開催された。報告会は産学官連携協議会川村邦明会長開会挨拶の後、4題の事例発表が行われた。① 「バイオスティミュラント資材ストリキの開発」(岡山県農林水産総合センター 生物科学研究所 植物活性化研究グループ グループリーダー 鳴坂義弘氏(植物の活性化による革新的農産物生産技術研究開発プラットフォーム)、② 「ケルセチン高含有タマネギについて」(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門 食品健康機能研究領域 領域長小堀真珠子氏(健康長寿社会の実現に向けたセルフ・フードプランニングプラットフォーム)③「異分野連携研究とその成果~牛肉の賞味期限延長に関する研究~」(国立大学法人東京海洋大学准教授 高橋肇氏(ニーズ指向技術革新による高品質食資源の開発と世界に向けた産業創出 研究開発プラットフォーム )、 ④「腸内フローラ検査Flora Scanについて」(摂南大学農学部応用生物科学科 動物機能科学研究室教授井上亮氏 腸内環境・腸内微生物叢を標的にした高機能農林水産物開発プラットフォーム)。同協議会は農林水産・食品分野に異なる分野の新しい発想や技術を外部から取り込み、革新的な商品や事業等を生み出し、他者との協創を通じて、加速度的な市場形成を促進するオープンイノベーションの場を提供することを基本的な考え方として、民間企業、生産者、大学、研究機関、非営利法人等の多様な関係者が集まり、平成28年に発足した。現在約 4,100人が会員として同協議会に入会しており、175 近くの研究開発プラットフォーム(会員が組織、分野、地域などの垣根を超えて連携し、新たな商品化・事業化を目指して共同研究開発に取り組んでいる。https://www.knowledge.maff.go.jp/。