キリン「自動販売機でカード仕様の商品サンプル」採用

      執筆者:motoe

キリンビバレッジ(社長:吉村透留)は、社会課題であるプラスチック使用量削減のために、自動販売機の正面に並んでいる商品サンプルを、プラスチック使用量が少ない「カード仕様の商品サンプル」に3月より順次切り替えことを発表した。従来の「立体成型の商品サンプル」は、差し込み部分を含む全てにプラスチック素材であるポリカーボネートを使用しているため、商品改廃時は丸ごと交換してが、今回採用する「カード仕様の商品サンプル」は、カード部分のみの交換となるため、従来の商品サンプルで使用していた年間プラスチック使用量を約60%削減することが可能。さらに、商品サンプルの梱包サイズを縮小することで、梱包資材に使われている紙資源も削減できる。また、カードの素材をPETに切り替えることで、将来的にはPETケミカルリサイクルによって再利用していくことも想定しているという。なお、同社は今後も「カード仕様の商品サンプル」への切り替えを推進し、キリンビバレッジグループの販売会社などへ供給する自動販売機用の商品サンプルの生産については、2022年末をめどに移行完了予定している。