「焼肉のワタミ全品390円に挑戦」渡邉社長発表

      執筆者:編集部

外食産業のトップ企業であるワタミは3月29日、焼肉のワタミ全品を390円にプライスダウンすると発表した。発表会では渡邉美樹会長兼社長が「まん延防止解除にもかかわらず消費の冷え込みや原油価格の高騰など社会環境は著しく厳しくなっており、こうしたなか、当社が率先して需要喚起に呼び掛けることになりました」と説明した。また、全品390円に値下げするなか、同社の人気商品であるワタミカルビは75gから90gに量目を大幅にアップするなど本気度を見せた。この後、世界的なコストアップが続くなか、経営的に採算が合うのかという質問に対して渡邉社長は「日本最大の和牛生産会社カミチクの協力などを得て、安定した肉の仕入れができるようになった」と説明した。発表会の後、記者を対象に店舗での試食会を開催、価格、品質、味ともおおむね満足というコメントが寄せられていた。サイドメニューである野菜サラダ、石焼ビビンバ、スープ類、ソフトドリンクなどもすべて390円で、感謝の気持ちを表すサンキュー価格にした統一としている。なお、同店の配膳ロボットなども登場、店内所狭しと大活躍、子供には喜ばれる配慮だ。