日清食品「完全栄養食の未病対策への有効性検証」開始

      執筆者:motoe

日清食品 (社長:安藤徳隆) は、弊社が研究を進めている最新のテクノロジーに基づいた「完全栄養食」のさらなる進化に向け、フィンランド発のヘルステック企業であるナイチンゲールヘルス (Nightingale Health) が提供する「My Nightingale」を活用した有効性検証を開始することで合意した。日清食品は、「見た目やおいしさはそのままに、カロリーや塩分、糖質、脂質などがコントロールされ、必要な栄養素を全て満たす食」をコンセプトとして、さまざまな栄養学的見地を参考に、インスタントラーメンなどで培った技術を応用し、独自かつ最先端の食品加工技術を駆使した未来の「完全栄養食」の研究を進めており、この「完全栄養食」を普及させることで、"好きなものを、好きなときに、好きなだけ楽しめる世界" の実現を目指している。ナイチンゲールヘルスが提供する「My Nightingale」は、NMR (核磁気共鳴) 装置による血中成分250項目の独自分析結果から、総合評価を算出する血液検査サービスで、フィンランドおよび日本のバイオバンクとの共同研究によって開発、検証された独自アルゴリズムで解析し、将来の疾病リスクと相関のある「ヘルススコア」として可視化することで、「健康状態の見える化・スコアリング」を実現している。同社の「完全栄養食」は、喫食者のバイタルデータに良い変化が現れることが、複数のヒト試験において確認されているが、今後、同社が実施する「完全栄養食」のヒト試験に「My Nightingale」を組み込むことで、疾病リスクと連動した「ヘルススコア」の変化が可視化され、「完全栄養食」が健康状態に与える影響を喫食者自身でも具体的に把握することが可能になるという。