伊藤忠食品「第2四半期決算 増収増益」
執筆者:編集部
伊藤忠食品(岡本均社長)は2023年3月期第2四半期決算を発表した。それによると売上高3260億0200万円(前年比6,0%増)、営業利益34億1900万円(同29,5%増)、経常利益41億1600万円(同23,2%増)、利益28億7400万円(同22,4%増)の増収増益となった。岡本社長は「食品の値上げが相次いだこともあり売上げ、利益とも順調に伸びた。一方、食品価格の上昇によって消費者の購買力が落ちることも予想され、さらに引き締めて運営していく」と語った。商品別売上高はビール前年比13%増、和洋酒1,8%増、調味料、缶詰6,1%増と概ね前年比を上回り、ギフトのみが前年を1,9%下回った。スーパーマーケットなど業態別売上高は卸売業15,2%、百貨店14.9%、GMS・SM2,3%、CVS4.3%とすべて前年を上回った。下期については加工食品の価格改定が見込まれており、順調に推移するものと思われる。食品流通のリーダーとしては相次ぐ加工食品の値上げは不買につながることから値上げ幅を極力、抑えたい意向だ