キリン×花王「内臓脂肪と免疫の関連について共同研究」

      執筆者:motoe

キリンホールディングス(社長:磯崎功典)と花王(社長:長谷部佳宏)は、和歌山県立医科大学(理事長・学長:宮下和久)が主宰し、NPO法人ヘルスプロモーション研究センター(理事長:有田幹雄)が取りまとめているコホート研究「わかやまヘルスプロモーションスタディ」に2022年11月から参画し、内臓脂肪と免疫の司令塔(プラズマサイトイド樹状細胞、以下pDC)などの活性について、その関連を調査する研究を共同で実施する。同研究は、キリンが35年以上続けてきた免疫領域での研究力と、花王が生活習慣病の根底にある内臓脂肪蓄積を改善するために構築してきた研究力を掛け合わせることで、内臓脂肪とpDC活性の関連の解明をめざすというもの。2011年から和歌山県在住の方を対象に行なわれている「わかやまヘルスプロモーションスタディ」の追加研究として実施される。2022年11月に和歌山県にて、40~55歳の住民の方を対象とした特定健診を実施し、花王が生活習慣や内臓脂肪量のデータを、キリンが血液中のpDCを含む樹状細胞の活性に関するデータを採取し、それらのデータを相互に共有し、内臓脂肪とpDC活性の関わりを共同で研究・解析を行うという。