明治「特殊ミルクの製造に対し厚生労働大臣より感謝状」

      執筆者:motoe

明治(代表取締役社長:松田克也)は、長年にわたり特殊ミルクを製造し、社会に提供し続けていることに対し、厚生労働大臣より感謝状を受領した。同社は、乳幼児用ミルクのトップメーカーとして培ってきた知見を生かし、代謝の異常やアレルギーなどにより母乳や市販の粉ミルクを飲めない乳幼児のたしかな発育に貢献するため、1980年より特殊ミルクの生産を続け、現在、国内で供給される特殊ミルクの約7割を同社が生産。特殊ミルクとは、先天性代謝異常症やミルクアレルギーなどの乳幼児の栄養摂取のために、栄養成分を調整した治療用ミルク。私たちは“代謝”という体内のしくみによって、食べもの(栄養素)をエネルギーなどにかえて生きているが、赤ちゃんの中にはおよそ数万人に1人の割合で、この代謝に必要な酵素が生まれつき欠乏している赤ちゃんがいて、特殊ミルクは、このように栄養摂取にあたり特別な配慮や治療管理が必要な赤ちゃんにとっては、1日たりとも欠かせない非常に大切なミルクとなる。特殊ミルクには、国の助成事業として無償で先天性代謝異常症などの方に提供する「登録特殊ミルク」と、企業が無償で代謝異常や神経疾患などの方に提供する「登録外特殊ミルク」、企業がミルクアレルギーなどの方向けに販売する「市販品」、調剤薬局で代謝異常などの方向けに販売される「医薬品」があり、同社が最も多くの「登録特殊ミルク」、「登録外特殊ミルク」を製造し、提供している。なお、同感謝状は当社と同じく特殊ミルクの製造企業である、森永乳業、雪印メグミルクへも授与されている。