キリン「ペットボトルの水平リサイクル」に関する協定書

      執筆者:shirai

キリンビバレッジ、滋賀県栗東市、豊田通商の3者は「ペットボトルの水平リサイクルに関する協定書」を2月1日に締結し、使用済みペットボトルを回収してペットボトルに再生する「ボトルtoボトル」水平リサイクルを4月1日より開始する。同社は、同協定の下、滋賀県栗東市で回収された使用済みペットボトルが、粉砕・洗浄などの工程を経て、リサイクラーである豊田通商株式会社にてリサイクルPET樹脂に再原料化されたものを、新たなペットボトルにリサイクルし当社の一部商品に使用する。キリングループは、2020年2月に社会と企業のレジリエンス強化へ向けた新たなビジョン「キリングループ環境ビジョン2050」を策定し、「容器包装を持続可能に循環している社会」を目指すことを宣言している。また「キリングループ プラスチックポリシー」では、2027年までに日本国内におけるPET樹脂使用量の50%をリサイクル樹脂にすること掲げている。今回、滋賀県栗東市において排出される使用済みペットボトルを、同社が「ボトルtoボトル」水平リサイクルで安定的にペットボトルとしてリサイクルすることで、持続可能な循環型社会の実現に貢献できると考え、本協定の締結に至った。同協定により、年間約140トンのペットボトルを水平リサイクルできる見込みとなる。キリンビバレッジ株式会社・滋賀県栗東市・豊田通商株式会社の「協定」の連携事項について (1)ペットボトルの水平リサイクルに係る市民などへの普及・啓発に関すること (2)ペットボトルの水平リサイクルの枠組みの維持に関すること (3)その他ペットボトルの水平リサイクル及び資源循環の推進に関すること