キユーピー「コメの消費を変える取り組みで需要創出へ」
執筆者:motoe
キユーピー(本社:東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員:髙宮満)は、生物系特定産業技術研究支援センターが公募する、「令和5年度オープンイノベーション研究・実用化推進事業」に応募し、「こめ油成分をまるごと活用した自己乳化技術による加工米飯の価値向上」のテーマが採択された。この事業は、産学官が連携して取り組む農林水産・食品分野での社会実装を目的とした、革新的な研究シーズを創出する基礎研究や、それらを社会実装するための実用化段階の研究開発が対象とされており、キユーピーは6団体でコンソーシアムを結成し、こめ油成分の乳化油脂を用いた加工米飯の研究を進め、おいしさや日持ちの向上と健康課題を同時に解決するコンビニおにぎり、パックご飯等を想定した社会実装を目指す。研究期間は、2023年度から2025年度までの3年間で、①植物レシチン素材とそれを用いた自己乳化製剤の開発、②乳化製剤処理した加工米飯の食味保存性(老化防止効果等)評価、③乳化製剤処理した加工米飯の健康機能性の検証、④乳化製剤処理米飯粒の糖質消化性評価と影響因子研究、⑤機能性成分の吸収性向上研究等の研究開発が進められていく。