ユーコープ「飼料用米の稲刈りを実施」

      執筆者:編集部

ユーコープと佐賀県農業協同組合は10月29日、産地指定鶏肉に給餌する飼料用米の稲刈りを実施する。佐賀県からはJAさがをはじめとする3企業・団体の代表者、ユーコープ側からは飼料用米活用の取り組みに関心のある組合員13名と商品部のバイヤー。今年、JAさがでは44haの圃場で飼料用米を栽培(収穫予定は約230トン)、うち9,7ha(約50トン)がユーコープ産地指定の鶏肉「はぐくみ鶏」飼料用米となる。飼料用米(品種、たんぼの夢)は収穫後、はぐくみ鶏専用の餌へ5%配合し、佐賀県内の31軒の生産農家ではぐくみ鶏に給餌して、12月中旬以降に3県の宅配や店舗で販売される。はぐくみ鶏は佐賀県と青森県の特定農家で生産限定した産地指定鶏肉。全飼育期間中、合成抗菌剤・抗生物質を一切使用せず、ひな鶏の段階でのワクチン投与のみで生産した特別飼育鶏。鶏肉特有の臭みを減らすため、魚粉などの動物性飼料を減らし、植物性飼料主体で飼育している。