キリン・花王「内臓脂肪がウイルス感染症に与える影響」
執筆者:編集部
キリングループと花王は11月24日、免疫と内臓脂肪と相関性について研究成果の発表をした。それによると内臓脂肪が多ければ多いほど免疫機能が低く、新型コロナウイルスやインフルエンザにかかりやすいことが分かった。この結果は11月25日、開かれる日本肥満学会で発表される。花王では30年前から内臓脂肪や代謝を研究、キリンは食と医をベースにしたヘルスサイエンス事業を展開しており、両社のこうした取り組みから共同研究につながった。内臓脂肪の蓄積は認知症、脳の構造異常、がん、コロナの重症化因子などが引き起す可能性が高く、いかに免疫の司令塔pDC(プラズマサイド樹状細胞)活性を高く維持するかがポイントとなる。今後両社はこの研究結果を踏まえ新たな商品開発に進む。