ロッテ「ちょこっと幸せ研究所」設立
執筆者:motoe
ロッテ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長執行役員:牛膓栄一、以下ロッテ)は、「チョコレートと日々のちょっとした心の幸せ」をテーマに様々な研究や情報発信を担う「ちょこっと幸せ研究所」を2024年2月1日に設立する。同社は、カカオの可能性を広げる「DO Cacao」など、ブランドの枠を超えた“ロッテノベーション”に注力しており、特に、今年、チョコレート事業60周年を迎えることを機に、チョコレート事業戦略の1つの柱としてチョコレートに期待される幸福度向上との関係性を解明し、社会や個人のウェルビーイングに貢献していきたいという考えを示してきた。チョコレートとウェルビーイングとの関係性にはかねてより期待が高まっており、チョコレートの成分には、気持ちをゆったりさせたり、高揚感や楽しさを感じさせたりする効果があるという科学的研究や、仲間や友達とのコミュニケーションを密にするという心理学的研究があるほか、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の前野隆司氏は、幸福度(ウェルビーイング)を向上させる「幸せの4つの因子」のうち、「ありがとう因子」「なんとかなる因子」にチョコレートが寄与する可能性があると提唱。今回、前野教授の監修の下実施、発表される「チョコレートの喫食と幸福度に関する調査」でも、実際にチョコレートは他のお菓子と比べて、「他者とのコミュニケーション時の幸福度向上」と「前向きな気持ちの向上」といった幸福を構成する要素を向上させる可能性があることが判明。また、喫食により得られる短期的な幸福感も大きいことがわかっており、チョコレートの喫食が幸福度の向上につながるという可能性も期待されるという。「ちょこっと幸せ研究所」では、今回の調査で導き出されたチョコレートに期待される幸福度向上の可能性についてさらに解明すべく、自社のR&D、脳科学者、社会心理学の専門家などと連携して実証実験を行い、チョコレートが日々のちょっとした心の幸せに寄与することを示すエビデンスを発表していく予定だ。また、新年度や夏休みなどの時節にあわせて意識調査やサンプリングを実施し、多くの人がチョコレートを生活に取り入れるススメを提唱していく意向だ。