伊藤忠食品「凍眠凍結酒新技術で新発売」

      2024/09/06   執筆者:編集部

伊藤忠食品(岡本均社長)は7月29日、日本酒の旨味をそのまま凍結、解凍して飲む日本酒を発売する、と発表した。日本の伝統文化でもある日本酒を冷凍にして消費者に届けることで新たな市場創出ともなる。従来、日本酒はアルコールのため凍結出来ないとされていたが、冷凍機械会社であるテクニカンとの技術開発で日本酒の凍結が可能となった。テクニカン社は食品を瞬時に凍結する「凍眠市場」で知られており、日本酒の凍結化は初めてとなる。因みに300mlの商品は30分で凍結出来、10蔵をめどに進める。今回テクニカン開発した液体凍結器は解凍後も解凍前とほぼ同じ状態をキープするため味、品質とも出荷時状態が保たれる。今年度の販売目標は10000本。