T2「キリンなどビール4社と自動運転実証実験」
執筆者:編集部
自動運転システム開発のT2(代表取締役社長森本成城)は6月9日からキリンビール、アサヒビールなどビール会社4社と自動運転トラック幹線輸送の実証を実施する。輸送区間は関東から関西までの高速道路で、輸送の有効性と具体的なオペレーションの検証となる。物流・輸送業界はドライバー不足などで、正常な輸送が困難な状況となっており、健全な輸送体制の整備が急務となっている。今回、輸送量の多いビール4社とタイアップし、新しい輸送体制の確立を目指すことになった。実証ではキリン横浜工場から出荷したビールをキリン神戸工場に運び、帰路、アサヒビール吹田工場からアサヒビール茨木工場まで運ぶというもの。これによって輸送量が大幅アップされる。今回はドライバーが乗務(レベル2)するものの2027年にはレベル4までアップし無人輸送に切り替える。また、2032年にはトラック2000台規模で事業展開する予定。