博報堂「アーティスト協働型地域特産品開発PJ」開始
執筆者:motoe
博報堂(本社 : 東京都港区、代表取締役社長 : 名倉健司)の新規事業開発を担うミライデザイン事業ユニットは、自治体や地域事業者とともに地域の新収益・新価値創造に挑戦する「HAKUHODOふるさとBiz」の提供サービスである伴走型商品開発をアップデートし、著名タレントやアーティストとの協働で地域産業を支援する特産品開発プロジェクトをスタートする。近年、特に地方においては、第一次産業の担い手の高齢化と減少、後継者不足が深刻化しており、耕作放棄地の増加や地域の活気の低下も懸念されており、こうした背景からHAKUHODOふるさとBizは、地域の産業を支援するためのタレント・アーティスト協働型での特産品開発プロジェクトを開始。アーティストの持つ情報拡散力とファンの熱量に、社会課題解決型ビジネスに取り組んできた博報堂ミライデザイン事業ユニットが強みとするビジネスデザイン力とクリエイティビティを掛け合わせることで、地域産業の商品やサービスを開発し、地方自治体とも連携しながら魅力情報を発信していくことで、地域産業の成長・収益獲得に貢献を目指す。同取り組みの第一弾として、人気ガールズバンドSILENT SIRENをパートナーとした日本ワイン産業振興プロジェクトを開始。ワインと親和性の高い「Chateau」というコミュニティを運営するSILENT SIRENと、ヴォーカル&ギター すぅさんの出身地である福島県で事業を営む「ふくしま農家の夢ワイナリー」とのコラボレーションにより開発した日本ワインを8月18日より販売。商品のネーミング・パッケージデザインはメンバーが手掛け、プロモーションにも参画するという。なお、HAKUHODOふるさとBizでは今後、他のメンバーの出身地も含めたさまざまな地域の日本ワイン事業社との連携も予定。特産品開発に留まらず、多様な手法で日本ワイン産業の振興に取り組んでいく意向だ。また、日本ワイン産業だけではなく、他の産業を支援する取り組みも予定しており、日本の第一次産業の活性化と地域の活力向上に貢献していくとしている。