第970話 愛の平壌冷麺

     

以前に一緒に韓国へ行ったことのあるソバリエのAeさんと、Asさんの三人で《冷麺》を食べに行きました。店は千葉・稲毛の「ソルヌン」といいます。
 実は、あの旅行で《冷麺》を食べてから、はまってしまい、日本であちこち食べましたが、どうも違うのです。
 そこでAeさんが、店主のムン・ヨンヒさんは平壌に居たことのある人だということで、誘ってくれたのです。

うん♪ この爽やかな汁はと蕎麦の麺、確かに《平壌冷麺》でした。
 《平壌冷麺》の蕎麦粉は江戸蕎麦のように抜き実ではありません。日本の郷土蕎麦もそうです。ですから、抜き実が江戸蕎麦の特長です。だから、「一握り星三つ」なんでいう蕎麦粉の見方が生まれたのです。
 話を戻しますと、スープが爽やかです。ただし味が微妙に違います。ヨンヒさんによれば、梨の代わりに林檎を使っているそうです。朝鮮半島では梨はいつでもあるけど、日本の梨は季節物、そこが残念。だけど日本の林檎は美味しいから、それを使っているという。う~ん、そういうことか。梨独特の涼味からくる切れがほしいところです。

 ところで、ヨンヒさんは近々『愛の平壌冷麺』を上梓されるそうです。今度はそれを読んでから、また訪れたいと思います。

江戸ソバリエ協会
ほし☆ひかる