農水省、日東ベストの米飯加工品の不適正表示について
執筆者:編集部2
農林水産省は、日東ベスト株式会社(山形県寒河江市幸町4-27。以下、日東ベスト)が、米飯加工品について不適正に表示したとして、4月13日同社に対して、JAS法に基づく表示の是正と合わせ、再発防止対策の実施等について指示を行った。同問題は、関東農政局と農林水産消費安全技術センターが平成23年2月8日~3月10日の間に、日東ベストの爽健亭事業本部・横浜工場に対し立入検査を行った際に発覚した。同社は、自社製米飯加工品のうち2品について、商品名に「塩むすび会津こしひかり」等と表示しているにもかかわらず、他の産地及び品種の精米が入ったものを製造・販売していた。これに対し、農水省は、JAS法第19条の14第1項の規定に基づき、次のとおり指示した。同社製の全食品に対して直ちに表示の点検を行い、不適正な表示の食品については、速やかにJAS法の品質表示基準に従って適正な表示に是正した上で販売すること。また、食品表示に関する認識の欠如や品質表示内容の確認・管理体制の不備を指摘し、これを含めた原因の究明・分析を徹底し、その結果を踏まえ、社内における品質表示のチェック体制の強化、拡充等の再発防止対策を実施するよう指導した。