コープ「廃食油でバイオディーゼル燃料実験」

      執筆者:編集部

コープネット事業連合(本部:埼玉県さいたま市)は9月19日、ヤンマーエネルギーシステム(本社:大阪府大阪市)と協力し、コープの店舗で回収した廃食油を利用したバイオディーゼル燃料の自家発電装置の実証実験を開始した。コープネットでは、再生可能エネルギーの拡大を進めており、今回の実証実験では、バイオディーゼル燃料で駆動するヤンマーエネルギーシステムの発電装置をコープネットフーズ桶川生鮮センターに設置し、昼間の補助電源として発電利用することで、電力需要が集中する時間帯の供給電力量を低く抑えるピークカットに貢献する。発電装置と合わせ熱交換器を設置し、貯湯槽への熱供給を行うことで、既存のボイラーで使用するLPG(液化石油ガス)使用量の削減にもつなげる。カーボン・ニュートラルであるバイオディーゼル燃料を使用した電力の使用とLPG消費削減により、年間約50トンのCO2を削減する。