宝酒造「らくらく調節ボトルがグッドデザイン賞」受賞
執筆者:motoe
宝酒造の酒類調味料〈本みりん〉と〈料理清酒〉に採用している“らくらく調節ボトル”が、「2021年度グッドデザイン賞」を受賞した。グッドデザイン賞とは、日本デザイン振興会が主催する総合的なデザイン評価・推奨制度で、同社商品の同賞受賞は“松竹梅「白壁蔵」<生酛純米>640ml”、“極上<宝焼酎>25°700ml”、などに続き5度目となる。タカラ酒類調味料の“らくらく調節ボトル”シリーズは、広口と細口の両方を備えた2段式キャップと握りやすいボトルを採用。使用シーンに合わせて注ぐ量を自在に調節できることに加え、片手でも手にフィットして持ちやすく、注ぎやすい形状により、シニア層も含めた幅広いユーザーに、使い過ぎやストレスなく料理を楽しんでもらえるボトルとなっている。受賞理由(主催者選評)は、「握力の弱いシニアユーザーの使い勝手を考慮した2段式キャップが秀逸である。広口と細口が簡単に切り替えられるため、細やかに注ぐ量を制御することが可能となっている。ユーザーが感じている不便さを綿密に分析し、毎日の調理の中で小さな諦めとなっていた“必要以上に注ぎすぎてしまう”という問題をユニバーサルデザインの観点から解決。ユーザービリティを意識した形状の容器が採用されている点も評価された。1つの商品で2つのニーズに対応することで、パッケージがユーザーに合わせてパーソナライズ可能であることを示し、さらなる省資源化へもつながっていくだろう」とされた。