キリン「ジャパニーズウイスキー富士」欧州で販売拡大
執筆者:motoe
キリンビール(社長:堀口英樹)は、世界的なワイン・スピリッツメーカーであるペルノ・リカール(フランス・パリ、GE Pierre Pringuet)と販売契約を締結し、今年の9月より順次欧州エリアでのジャパニーズウイスキー「富士」の販売を開始する。近年高まっている海外でのジャパニーズウイスキーの人気もあり、高価格帯のプレミアムのジャパニーズウイスキーは、ここ10年の国内外平均成長率が+18%と伸長している。「富士」ブランドは、富士山の麓にある富士御殿場蒸溜所で「富士の伏流水」「自然環境」「つくり手」により丁寧につくり込みを行っており、「キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士」、「キリン シングルグレーンジャパニーズウイスキー 富士」、「キリン シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士」のラインアップがあるが、今年5月に開催された世界的な酒類コンペティション「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ 2023(ISC:International Spirits Challenge 2023)のジャパニーズウイスキー部門において、3品すべてが「ゴールド」を受賞するなど海外からも高い評価を得ており、海外のウイスキーユーザーからは「“富士”のブランド名から、ジャパニーズウイスキーの代表との自信が伺える」「スムーズな口当たりが、スコッチなどにはないスタイルで気に入った」などの声も多く寄せられているという。今回ペルノ・リカールの販売網で欧州エリアでの販売を拡大することにより、「富士」の海外展開は、新たにフランス・ポーランド・ルーマニア・ハンガリー・イタリア・ブルガリア・セルビア・クロアチア・スロベニア・ベルギー・オランダ・ルクセンブルク・スペインの13カ国が加わり、大きく拡大されることとなる。