明治「生乳における動物用医薬品などの検査」開始
執筆者:motoe
明治(代表取締役社長:松田克也)は、恵庭工場(北海道恵庭市)に分析装置を導入し、生乳における動物用医薬品などの検査を6月下旬より開始すると発表した。同社はこれまでも、特定の抗生物質を対象に、業界団体が定めたガイドラインで規定された検査を実施してきたが、乳牛の病気の治療にはさまざまな動物用医薬品が使用されており、これら動物用医薬品などを中心とした幅広い物質の検査を実現するため、2023年12月より分析法の開発を開始。2024年4月には本社品質保証部に「検査センター」を新設し、検査開始に向けた準備を進めてきた。今般、幅広い動物用医薬品などに対応する分析法の運用に一定の目途が立ったことから、恵庭工場にて生乳の検査を開始。今後は、同様の検査ができる工場を順次増やしていき、より安全で安心な商品の提供を目指していくという。