アリストンホテル神戸「ムスリム対応サービス」強化

      2017/06/19   執筆者:shirai

アリストンホテル神戸は6月9日、ムスリム(イスラム教徒)の料理メニューをリニューアルを行った。
神戸には1935年にできた日本最古のモスク「神戸モスク」があり、ムスリムとの関係が深い。
また、近年は訪日旅行客の中でもムスリムの増加が著しいという状況を受け、関西のシティホテルの中では、最もムスリム対応が進んでいるホテルのひとつと言われている同ホテルは、ムスリムに特化した3つサービスをさらに強化した。
ムスリムの食事はイスラム法で合法なもののことを示す「ハラール」に対応する必要がある。
同ホテルには、ハラールに対応するため「NPO法人 日本ハラール協会」のムスリム接遇主任講習や大阪府日本調理技能士会のハラール調理師認定を受けたスタッフが在籍。
豚肉やアルコールなどの戒律に触れる食材は使用せず、調理器具もハラール対応の専用器具に分けて使用。また、厳格なハラール対応の希望にこたえるために、紙皿・使い捨てナイフ・フォークも用意される。
また、朝食バイキングでは「ハラール認証」を取得している食材を使用したメニューを数種類用意。
日本では食事に困ることの多いムスリムでも安心して食事を楽しめるよう体制を整えている。
メニューブックは日本語のほか、英語版、マレー語版、インドネシア語版を用意。
1階のレストラン「トラットリアテラッツァ」では、予約なしでも用意可能な「天婦羅御膳」「サテ風若鶏のグリル」「海老のナシゴレン」「魚の丸揚げ」の4品がムスリム対応となっているほか、1週間前までに予約すればムスリム対応の和会席も用意できる。
また、NPO法人 日本ハラール協会の指導のもとキブラシールを設置、礼拝マットと女性用礼拝着をホテルフロントにて貸出など、全客室で礼拝を行えるほか、近隣のモスクでの礼拝を希望する場合は「神戸モスク」までの交通情報を案内するなど、礼拝への配慮もなされている。
さらに、ムスリム向けの食事を提供できるレストラン、礼拝所など、ムスリム向け施設の情報を案内する「ムスリムコンシェルジュ」サービスを展開。
「関西No.1のムスリムフレンドリーホテル」を目指し、今後もサービスの充実を図っていく。

■ホテル概要
ホテル名   : アリストンホテル神戸
所在地    : 〒650-0046 兵庫県神戸市中央区港島中町6-1
アクセス   : ポートライナー「みなとじま駅」より徒歩約5分
客室数    : 全121室
ツインルーム主体の広めの客室が魅力。
バストイレセパレートで快適なステイをご提供。
設備・サービス: 会議室、バンケット、
直営レストラン(イタリアン「Trattoria Terrazza」)、
テナント店舗
URL      : http://www.ariston.jp/kobe/