ロイヤル「食器洗浄工程ロボット化の実証実験」開始

      2018/06/28   執筆者:motoe

ロイヤルホールディングスは、グループ内の外食事業会社アールアンドケーフードサービスが運営するサラダバー&グリルレストラン「シズラー 新宿三井ビル店」にて、食器洗浄工程にロボットシステムと超小型高圧食器洗浄機を導入し、6月27日から人とロボットが作業を分担して協働を目指す実証実験を開始する。飲食店の食器洗浄工程は店舗運営を支える重要な工程だが、バスボックスなど重い什器を扱い、中腰の姿勢で水作業を行うなど身体への負担がありながらあまり技術革新が進んでいなかったのが現状。同グループは、人とロボットの協働を目指す実証実験で食器洗浄工程の効率化と省力化を実現し、人だからこそ提供できる付加価値を探求、提供していきたいとしている。実証実験は6月末から1年間を予定。計画ごとに3段階に分け、効率面(稼働時間・稼働人員・水道光熱費増減など)と、効果面(簡素化と働きやすさ・食器の洗い上がり状態など)の2項目から生産性が向上しているかを検証する。今回開始する第1段階では、ロボットシステムと超小型高圧食器洗浄機を導入して、5種類の皿の洗浄からピッキングと収納まで、人とロボットによる協働のあり方を検証。実証実験終了時には、食器洗浄工程で皿の洗浄を全てロボットにより運用することを目指すという。