コープネットフーズ「桶川IQFセンター」設立

      執筆者:編集部2

コープネット事業連合は、精肉を急速冷凍加工するIQF事業の拡大のため、IQF商品の生産施設「桶川IQF センター」を設立し、12月21日より稼働させる。IQF商品とは、挽肉や小間切などの精肉を急速冷凍した加工した食品のこと。料理や人数に合わせて必要な量だけを簡単に取り出せ、短時間で解凍でき、残りはチャック付きの包材で保管できる利便性がが利用者に受け、1992年の事業開始以来、順調に売上を伸ばしている。しかし、IQF商品の生産施設であった旧境食肉センターの施設老朽化、生産機器の経年劣化、さらにIQF商品の販売進捗の伸びに伴い、1ラインでの供給が厳しくなった。そのため、同連合子会社の㈱コープネットフーズが埼玉県の旧コープネット桶川日配センターを「桶川IQF センター」として改修し、稼働することになった。新センターでは、挽肉専用ラインと小間切・切落しラインの2ラインに増設して生産効率を合理化し、品質面・衛生面・環境面を強化する。特に環境面では、温暖化対策を積極的に進め、主要機械に省エネシステムを導入。年間の二酸化炭素排出量64.9トンの削減を目標とする。今後は、IQF事業において、新規商品開発等のアイテム拡大や、物流ネットワークを生かした販路拡大を図り、年間出荷約1200万パックを目指す。