宮崎県にて2例目の鳥インフルエンザ疑似患畜を確認

      執筆者:編集部2

農林水産省は、24日、第1例目から約8.5km離れた宮崎県児湯郡新富町の採卵鶏農場において、2例目の高病原性鳥インフルエンザ疑似患畜を確認したことを発表した。これによると、23日に当該農場より約20羽の死亡が確認され、簡易検査の結果、6羽中5羽でA型インフルエンザ陽性が確認され、遺伝子検査(PCR検査)の結果、H5亜型であることを確認。死亡時の状況もあわせて考慮し、当該農場の採卵鶏約66000羽および養鶏団地全体の採卵鶏約41万羽を宮崎県を2例目の高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜と判定した。この事態に対し、農水省では、「高病原性鳥インフルエンザ防疫対策本部」において、家きん疾病小委員会の疫学調査チームに第2例目についても調査を依頼し、感染状況・感染経路等を把握した上で、今後の対応方針を検討するとした。また、宮崎県および防衛省・警察庁・国土交通省等の関係府省との連携を強化すると共に、陽性鶏の殺処分・焼埋却等の迅速化のため、緊急支援チーム等の派遣人数を増員などを決定した。 更なる被害拡大を防ぐため、今後も、周辺農場の感染状況の迅速な確認・対策が求められる。