農水省、遺伝子組換え体混入可能性ありのパパイヤの検査法を確立
執筆者:編集部2
国立医薬品食品衛生研究所(以下、国衛研)が食品衛生法上で未審査である遺伝子組換えパパイヤの検査法を開発する過程において、生果実及び苗を試験的に分析したところ、カルタヘナ法で未承認の遺伝子組換え体が混入している可能性を示す分析結果が得られた。この結果が事実であれば、カルタヘナ法に基づき、農林水産省が対応する必要があるため、農林水産省では、科学的信頼性の高い種子の検査法を確立した。今後、海外から輸入される種子について、水際でモニタリング検査を実施する。また、遺伝子組換えパパイヤの種子を含む種子が販売されていないかどうかを知るため、種苗会社の保有する種子を早急に検査する。