キリン「東北地方太平洋沖地震の被災地への支援と影響」

      執筆者:編集部

キリングループでは、東北地方太平洋沖地震の被災地に義援金3億円および、支援物資として清涼飲料約20万本などの飲料や食品を、行政を通じて提供し、グループとしての支援を行う。また、当該地震のキリングループへの影響について、次のように発表した(3月14日時点)。1.従業員の安否:一部の従業員の安否が未確認、確認を進めている。2.製造設備等の被災状況:(1)キリンビール(株)の主な被害は、仙台工場において、ビール貯蔵タンク4基の倒壊など、全ての設備が被災し、津波による製品在庫への影響が発生。仙台工場の操業を停止しており、操業再開の見通しは立っていない。また、取手工場でも、ビール貯蔵タンク及び工場建物の一部損壊等の被害が発生しており、操業再開にはしばらく時間がかかる見込み。現在、被災状況の詳細を調査中。(2)メルシャン(株)では藤沢センター自動倉庫に被害が発生したが、大きな影響はない。(3)キリンビバレッジ(株)では、製造工場、営業拠点に大きな被害はない。製造工場では、インフラ状況を随時確認しながら操業している。(4)その他の国内グループ会社では、一部を除き確認を完了。数社に若干の被害が発生しているが、影響は軽微。3.業績への影響:当該地震による損害額については、現在調査中であり、同社グループの業績に影響が見込まれる場合には、速やかに開示する。