農水省、低温に伴う果樹等の被害防止に向けて技術指導

      執筆者:編集部2

農林水産省は、気象庁が3月22日に発表した「異常天候早期警戒情報」にて、3月27日~4月5日にかけて強い寒気が流れ込み、気温が平年より2度以上低くなる確率が30%以上見込まれると予測したのを受け、現在発芽期から開花期(茶では萌芽期)を迎えている果樹および茶の被害を未然に防止するとともに、被害を受けた場合に生育の回復等を図るための適切な対応が行われるよう、都府県に対し通知を発出した。例えば、果樹について、霜害警報連絡体制を確認し、防霜ファンや夜間散水用スプリンクラー等の稼働点検を行ったり、防風樹等で冷気停滞エリア裾部の刈りり込み等の予防策を提唱した。また、茶に関しては、果樹同様、霜害警報連絡体制や防霜器具などのチェックを行うほか、園地の気象及び立地条件、経済性を考慮しながら、被覆法、送風法、散水法等の凍霜害防止対策を実施するよう指導した。