敷島製パン「菓子パン類の原材料調達に苦労」

      執筆者:編集部

敷島製パン㈱は、同社の被災工場の復旧状況、その他工場の稼働状況、被災地救援物資の供出について現状を次のように発表した。1、被災工場の復旧状況 パスコ埼玉工場/3月24日から全面復旧し、現在、震災前と同様に菓子パン類の生産をおこなっている。パスコ利根工場/3月23日から一部の菓子パン生産ラインが復旧。4月中旬にはほとんどのラインが復旧予定。2、その他工場の稼働状況 関東地区/計画停電により稼働時間が大幅に制限され十分な生産ができない状況。中部・関西地区/農水省からの要請で救援物資の生産を行うとともに関東地区への商品供給のために増産しており、これ以上の生産余力がない状態。原料メーカーの被災、計画停電の影響により主に菓子パン類の原材料の入荷が滞り、包装材料も非常に逼迫(ひっぱく)しており一部の商品は生産中止している。3、被災地救援物資の供出 3月27日までに供出したパンは約70万個、現在、毎日6万個を供出している。