東洋精米機「被災地炊き出し支援レポート」

      執筆者:編集部

東洋精米機製作所、トーヨーライスは3月19日から最も被害の大きかったといわれる宮城県南三陸町に社員を派遣し、(社)アジア協会アジア友の会の支援メンバ―と共同で炊き出し活動を行っていたが、4月10日、第2陣の支援活動を終了し、和歌山本社に帰還した。ボランティア活動は、南三陸町の避難所1ヶ所に集中して、長期間にわたって炊き出しを行なうというもので、日々、変化していく被災地や被災者の様子を目の当たりにし、大変貴重な経験となった、と報告された。支援活動を始めた頃は現地の被災者は表情も暗く、不安と疲れ、よそ者に対する不信感が随所に見られたが、支援活動を続けていくうちに次第に打ち解けあい、炊き出し作業も積極的に手伝ってくれるようになった。被災者にも少しずつ笑顔が戻り、避難所の雰囲気も明るくなっているのがはっきりとわかった。炊き出しだけだった支援活動も、4月5日に行われた元サッカ―日本代表岡田監督のサッカ―教室に子どもたちと参加、さらには足湯の設置、ビンゴ大会、紙芝居、クッキングパ―ティ―などのイベントにも協力するようになった。4月10日からは朝の炊き出し作業を被災者だけで行ってもらうなど、被災者の自立に向けた取り組みも始まっている。