【8月号】江東区立砂町第五小学校で「砂村一本ねぎ」の種まき

      執筆者:編集部2

 8月26日(金)、快晴の中江東区立砂町第五小学校4年生による「砂村一本ねぎ」の種まきを見学させていただいた。

砂町は、昔は砂村という地名であった地域で、江戸時代に関西から導入されたねぎの生産地であり、そのことから地域の伝統野菜を復活栽培させようと、昨年から栽培に取り組んで、収穫した「砂村一本ねぎ」は、給食で全校児童が試食し、自分たちで種とりもしている。もちろん仕掛人は、「江戸東京・伝統野菜研究会」代表の大竹道茂氏である。26日も、お願をして同行させていただいた。

「砂村一本ねぎ」の種をまく前に、前年度栽培をして種とりをした5年生から、今年度栽培を行う4年生に、種の引き渡しセレモニーが行われた。

続いて、大竹氏の江戸東京野菜のお話があり、3クラス110名の児童の皆さんは、熱心に聞き入っていた。

次にいよいよ外に出て、南砂町にお住まいのボランティア藤浪三男さんによる「砂村一本ねぎ」の種のまき方の指導のもと、児童たちはクラスごとに4グループに分かれて、プランターの土混ぜから始まり、種を一粒ずつ丁寧にまいていた。

種まきの後は、給食に招かれ、ねぎについての質問「ねぎの長さは、何メートルくらいになるの?」「ねぎの白いところが甘くなるのはどうして?」「ねぎの種類で、たねの大きさは違うの?」等など、児童達の素朴な疑問が多数出て、質問に答えた。

いただいた給食のメニューも、「とうもろこしのご飯」、「イカの生姜焼き」、「野菜の煮物」、「冬瓜のすまし汁」、「牛乳」で、とても美味しく頂いた。残している児童もあまりおらず、「給食、おいしい?」の問いかけに「おいしいです!」と元気な声が返ってきた。

来年の3月頃には、「砂村一本ねぎ」も収穫され、給食に出されるかもしれない。とても楽しみである。

 今回の江戸東京野菜料理は、「寺島なす」の料理を紹介します。

●   寺島なすのはさみ揚げ 

<材料> 2人分

・寺島なす 10個(小ぶりのもの)

・大葉    2~3枚

・梅干し   1個

・小麦粉   1/2カップ

・水      80cc

・卵      1/2個

・揚げ油   適量

<作り方>

1. 寺島なすはヘタを切り落として、縦に切り込みを入れる。

2. 大葉は4等分に切る。

3. 梅干しは種から果肉をはずして、10等分にする。

4. 1の寺島なすに、大葉と梅干をはさむ。

5. ボウルに小麦粉、水溶き卵を加え、衣を作る。(市販の天ぷら粉でもOK)

6. 天ぷら鍋に油を熱し、4の寺島なすに衣を付けて揚げる。

*今回は、きゅうりも大葉と梅干を挟んであげ、寺島なすのはさみ揚げに添えた。

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